『M9.0 東日本大震災 ふくしまの30日』福島民報社

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M9.0 東日本大震災 ふくしまの30日

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発行:福島民報社

東日本大震災は今なお「進行中」です。3月11日、強い地震と大津波が本県を含む東日本沿岸を襲いました。多くの犠牲者を出し、県土に深いつめ跡を残しました。本県では、追い打ちを掛けるように、東京電力福島第一原発で事故が起きました。
「安全」だったはずの原発は依然として深刻な事態から脱しておらず、収束の見通しさえ出ていません。放射能の「見えない恐怖」のため、行方不明者の捜索もままならず、避難指示などを受けた周辺住民は県内外で不自由で不安な毎日を強いられています。
福島民報社は世界の災害史に残る「東日本大震災」の一カ月間を記録する報道写真集を出版することにしました。家並みが消えた集落、がれきに埋まった街、泥の海に変わった田畑…。目を覆いたくなる惨状から被災者の傷みや悲しみが伝わってきます。一方で、住民や地域の強い絆が困難に立ち向かう力になりました。県内外から温かい励ましや支援をたくさんいただき、勇気づけられました。
大震災の記憶を深く心に刻み、後世に伝えて犠牲や被害を再び出さないことが残された者の責務です。亡くなられた方々の鎮魂にもつながるはずです。
福島県民はこれまでにも幾多の試練に負けず、明日を切り開いてきました。今回もきっと可能であると固く信じています。一刻も早く原発に「安全宣言」が出され、豊かで美しい県土がよみがえることを願ってやみません。
(福島民報社代表取締役社長 渡部世一・「発刊にあたって」より抜粋)

東日本大震災発生から30日間の記録集。
この本の益金は、福島民報厚生文化事業団を通じ、被災者の方への義援金とさせていただきます