
漫画本の原作小説を発刊
好評販売中の漫画「オンテンバール八重」(福島民報社刊)の原作本が同名小説として登場しました。漫画版にはない、オテンバ山本(新島)八重の細やかな心理描写が、繊細な文体でつづられています。会話部分を会津弁で統一するなど漫画版の特徴はそのままに、歴史的な記述を充実させるなど、幕末会津の様子を知る上でも絶好の読み物です。
また、和風の装飾が鮮やかな表紙カバー、本文ページは桜をイメージした薄いピンクの用紙にして、ページの端を丸く仕上げるなど、女性的な装丁も楽しい特徴の一つです。
※オンテンバール…「手に負えない」などを意味するオランダ語で「おてんば」の語源
オンテンバール八重
著者:高見沢 功
編集・発行:有限会社アクト
協力:福島民報社